【外資転職体験記】外資転職は最強コスパの英語学習か?

TOEIC

こんにちはマサタロウです。この度、英語を活用したキャリア開発のため、日系メーカー経営企画職から外資系IT企業のプロセスコンサルタント職にキャリアチェンジをしましたので、転職活動の体験記を共有させていただきます。

転職活動をはじめたきっかけ

正直に言って、今回の転職活動はポジティブなモチベーションからはじまったものではなく、当時の上司との折り合いが悪かったことが理由でした。

上司が退職するまでの数年間、居心地が悪いことを我慢をしながら、仕事を続けていくこともできたのですが、年齢的に(30代後半です。)転職をするなら、これが最後のチャンスではないかと考えていましたが。

当時、英語の勉強をはじめて数年が経過し、TOEICのスコアもようやく900点手前まで到達した頃だったので、このタイミングで英語を本格的に活用する仕事ができないかと、転職活用をはじめました。

転職成功のためにやったこと

職務経歴・スキル・得意な分野の棚卸

当時在籍していたのは、新卒で入社した会社であり、かつて転職を意識したことはなかったので、この機会に自分の職務経歴と得意分野を改めて整理することにしました。自分にとって最もチャレンジングだったことはなにか、それをどのように解決してきたか。どのくらいの規模のどのような性質のプロジェクトをたか。一番大きな失敗はなにか。それらの情報から自分の得意分野を改めて定義しました。

キャリアプランの再考

前の会社は研究開発職での採用だったのですが、組織の成長段階だったこともあり、プロセスの整理や新しい運用フローの建て付けなどを行う機会が多く、その過程ではITシステムの開発導入プロジェクトにも関わることができました。あまり特別な意識をせずに必要だと思う改善をしてきたのですが、気がつけばプロセスの最適化やITシステムの導入により、組織のパフォーマンスが上がっていくことに喜びを感じるようになっていました。世の中にはプロセス最適化をする仕事があるとのことで、その仕事ができる外資系コンサルティングファームを中心に出願することにしました。

TOEICスコアを更新

当時のわたしのTOEICスコアは900点未満だったので、900点を超えるスコアを履歴書に書きたいという、やや幼稚なモチベーションでTOEICテストの対策を強化しました。

使用したテキストは、金のフレーズとTOEIC公式問題集だけ、公式問題集の問題を繰り返し解き、通勤時間には、リスニングテストの音声を繰り返し聞き込み学習を続け、結果的に960点を獲得することに成功しました。

英語版職務経歴書の作成と面接対策

外資系コンサルティングファームに出願するためには、職務経歴書を英語で書く必要があります。転職をしたことがなかったので、日本語の職務経歴書を書いたこともなかった私は英語の職務経歴書を自力で作成するのは不可能だと当初の段階で悟り、人を頼ることにしました。

その時に使用したのがHello Talkというアプリです。

Hello Talk」とはあらゆる言語のネイティブスピーカーたちとチャットやタイムライン、通話機能などを通して交流ができ、楽しみながら語学学習ができるアプリです。ここで友だちになった数人の英語話者の方に職務経歴書のドラフトをチェックしてもらい、また、アプリの通話機能を利用して、面接の対策にも協力いただきました。

外資系転職に強い転職エージェントに登録

転職エージェントといえばリクルートエージェントくらいしか知らなかったのですが、希望する業界や年代、経験などによって、利用するべきエージェントが異なるそうで、今回私は外資系のコンサルティングファームを希望していたので、その分野に強いとされる、以下の3つの転職エージェントにサポートをお願いしました。

ロバートウォルターズ

コンサルタントが全員バイリンガル
外資への転職事情に精通

マイケルペイジ

外資系の求人を多く取り揃えている
東京都と神奈川県の求人に特化

リクルートダイレクトスカウト

登録するだけでスカウトが受けられる
外資系求人7,000件以上

不安と期待

面接の時間を工面できるか

私は地方都市に住んでおり、東京都内での面接が設定されると、移動を含めて少なくとも半日はそれに費やすことになります。当時の職場に面接があるから、早退しますとも言えないので、なるべく短時間で面接を複数回こなせるようにスケジュール調整をする必要がありました。

一方で、コロナウイルスのパンデミックの真っ只中だったこともあり、リモートで面接が行われることが多かったです(最終的に7〜8割くらいはリモート面接でした)。リモート面接では、移動の必要がないので、東京だけでなく、大阪など他の都市や海外拠点の面接官との面接も容易に実現でき、スケジュール調整は以前よりはやりやすかったと思います。

転職後の会社で通用する実力を持っているのか? 年収は下がらないか?

当時私がいたのはかなりニッチな業界であったため、ビジネスの作法などが独特なところがあり、自分自身の客観的なパフォーマンスがわからず、不安な時間が多い転職活動でした。同様のキャリアチェンジをした友人に相談したり、面接の中で、正直に自分の状況を説明させていただき、少しずつ自分のなかでの疑問を解消していきました。

最終的には3社に内定を頂きました

4ヶ月間の転職活動の結果、2社の外資系コンサルティングファームと、1社の外資系ソフトウェアメーカーから内定をいただくことができました。条件面での比較や、色々と悩んだのですが、最終的にはワークライフバランスを重視し、外資系ソフトウェアメーカーに入社を決めました。

今回の転職で良かったこと

新しい環境で新鮮な気持ちで働くことができる

転職して半年ほどが経過しましたが、以前の職場に比べて、心理的安全性が高く、自分の意見が言いやすく柔軟なアイディアが出しやすい環境だと思います。チームメンバーや上司も優秀で優しい方が多く、やりがいを持って新鮮な気持ちで働くことができていると感じます。

英語を使用する機会が多く、仕事中に英語学習が捗る

外資系企業のため、社内の文書は英語であり、会議でも英語を使う機会が多いです。仕事中に英語の学習をしている状態になるので、とてもお得な気分になります。

年収を上げることに成功

転職活動中は年収が下がってしまったら、家族の生活を維持できなくなってしまうかもしれないと心配していましたが、私を採用してくれた上司の優しさ(?)により、前職からおよそ15%の年収アップに成功しました。未経験業界への転職にて年収アップを実現できたのは、TOEICスコアでのハッタリが効いたのではないかとも考えています。

フルリモートワークで家族との時間が取りやすくなった

今の職場は、フルリモートなので通勤に時間を費やす必要がなくなり、自分の時間や家族との時間を捻出することが容易になりました。

今回の転職で大変だったこと

未経験業界への転職のため、日々覚えることが多い

入社してはじめの2週間位はすべての情報がが新しいものであり、キャッチアップしていくことにかなりの労力を費やしました。正直に行って、こんなに大変だったら転職するんじゃなかった、と思ったこともあります。が、時間が解決する部分も多く、今でも日々新しいことを覚えていく必要がありますが、今では楽しんで学習することができるようになりました。

即戦力としての活躍を求められる年齢なので、プレッシャーが大きい

現在複数のプロジェクトのオーナーとしてアサインしていただき、プロジェクト成功のために日々励んでいます。期待が大きく、早めに結果を出さないと本当の意味で信頼してもらうことができないと考えますので、全力頑張り中です。

英語力が十分ではないことを自覚

TOEICでのスコアップに成功したため、ある程度の自身を持って業務を開始したのですが、チームメンバーが異なる複数の国の出身だということもあり、なかには自分にとって聞き取りが難しいアクセントもあります。自分の英語力が自分で思っていたほどはないことに気づくことができたので、前向きに英語学習を継続していこうと考えています。

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